朝型勤務と時短のノウハウ

今日は、朝型勤務のコツについて書きたいと思います。 伊藤忠商事やデンソーをはじめ、多くの企業で時短と労働生産性を 高めるための取り組みが活溌になってきています。 政府も「ゆう活」と題して、朝型勤務を促進する動きが出ています。 [時事通信社]の記事を引用します _____________________________________ 「朝型勤務」へ国民運動=安倍首相肝煎り、 霞が関で今夏早朝から働き始め、夕方からは家族や友人との時間を楽しむ。 政府はこうした朝型の生活スタイルを「ゆう活」と名付け、 「夏の生活スタイル変革」に乗り出した。 長時間労働を抑制し、効率的な働き方を促すのが目的で、 早速、霞が関の中央省庁で7~8月の期間、朝型勤務を実践する。 「明るい時間が長い夏の間は朝早くから働き始め、 夕方には家族などと過ごすことができるよう 夏の生活スタイルを変革する新たな国民運動を展開する」。 安倍晋三首相は3月27日の閣僚懇談会でこう宣言した。 首相指示を受け、内閣官房は期間中、中央省庁で働く 国家公務員の出退勤時間を1~2時間前倒しし、 夕方以降の会議を禁止するなどの取り組み徹底を周知した。 例年は8月末の来年度予算の概算要求の提出期限延長も検討する。 _____________________________________ 今、日本の労働生産性が低いということに問題意識が高まり、 長時間・低集中労働への問題解決が急がれています。 私は習慣化の専門家として、夜型のビジネスパーソン200名の生活習慣を 朝型に変えてきました。 また、高密度仕事習慣と題して、いかに単位時間あたりの生産性を高めるのか を100人のビジネスパーソンをコンサルティングしてきました。 その経験から申しますと、朝型生活習慣に変えるためには、生活習慣全体を変えるため 生活習慣の実態を見える化する必要があります。 理想と現状を比較し、センターピン(一番鍵となる行動)を設定していかないと、 結局早く帰っても寝る時間が変わらなければ早く起きることはできません。 朝型勤務を実現するためには、まず早起きができる生活習慣を固める必要があります。 次に、短時間で仕事をすること。 「時短」と標榜する企業が多いですが、 私はこれを「高密度化」と提唱しています。 なぜなら、「時短」というと、どうしてもいかに早く帰るか、短時間労働ならいいという ように聞こえるからです。 ワークライフバランスのようなもので、バランスを取るものではなく、相乗効果が 発生する。ワークライフマネジメントという言葉を使う会社があるように アクティブなネーミングが必要です。 私が高密度化と読んでいる言葉には、「短時間で高集中し生産性を究極まで高める」 という意図を含めております。 高密度仕事習慣を進めるには、本人の改善が進む習慣と、上司が生産性を高める アドバイスをするという関わりを軸にすることで、劇的に生産性が良くなります。
