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カルビーの時間の高密度化の仕組み


習慣化コンサルタントの古川です。 カルビーは、社長の方針で、 「無駄な仕事を削減する環境」をつくっている会社で有名です。 今日は、私も取材で出ている「THE21 2016年1月号」 のカルビー松本晃社長の話を引用してみましょう ___________________________ ・世の中の仕事はすべて3つに分けられる  1.しなくてはならない仕事  2.しなくてもいい仕事  3.したほうがいい仕事 この一点に尽きます。 ・ほとんどの人は、まず「しなくてもいい仕事」から手をつける。 ___________________________ 当たり前のことに聞こえますが、 この見極めが甘いというのが松本社長の本意だと思います。 しなくてはならない仕事の定義。 たとえば、マネージャーであれば部下との密なコミュニケーションや チームとしてのビジョン構築とその共有だとしても、 日々の忙しい日常業務に振り回されて、それどころじゃないと おざなりになる。 だから、上記の区分をするにしても、 分かっちゃいるけど、できていない場合と、 その切り分けがそもそも出来ていない場合とがある気がしますね。 さて、ではしなくてもいい仕事をどのように削減するか? カルビーでは強制力と制限を設けています。 「ノーミーティング・ノーメモ」というポリシー。 ___________________________ 当時のカルビーには、とにかく不要な紙が多すぎました。 膨大で複雑な資料が、冗長な会議のたびに作成される。 紙の山と生産性の低い話し合いを、とことん省くことが必要でした。」 そこで私が行なったのが、書類を置けない環境を作ることです。 ___________________________ 仕組み1.個人デスクをなくす。  毎朝、出勤すると、その都度、コンピュータがランダムに座る席を指定。  さらにその席に座っていられるのは最長で5時間。  それを過ぎると移動しなくてはならないシステム。  結果として、書類やモノを置いておく場所が無いので、必然的に減った。 仕組み2.会議室をなくす  執務フロアーには会議のついた会議室1つのみ。あとは、全面ガラス張りの部屋で  長く話しにくい環境。落ち着かないから自然と時間が短くなるという。 役員同士の会議でもオープンスペースで行なうそうです。 このように、環境と仕組みで制限を設けるのは 最善主義を組織で押し進めるのにとても重要な観点です。


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