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たった1人の受講生を設定して研修を企画する

習慣化コンサルタントの古川です。

私は本を10冊書いています。

本の企画をつくるときには、

・読者の「不」 

 〜ができない

・自分の強み  

 習慣化

・一人のターゲット 

 誰か1人を具体的に向けて書く

を重視してやっています。

これを最初に考え尽くさないと、

書き始めるとどんどんブレてきます。

ブレるだけではなく、どんどん読者不在の本になって

誰にも響かない中途半端な本になる。

そうすると、編集者とタイトルづけで噛み合ず

変な装丁になって、結局売れない。

企画が8割!

と思って徹底的に詰めて行きます。

明文化して、読者をイメージできる写真を貼って

執筆します。常にブレないように。

さて、研修企画も同じではないかと思います。

・受講生の「不」もしくは経営者の「不」

 を解決するものであり、

・実践と継続ができる企画にして

・受講生たった1人のイメージをしながらつくる

こうするととても具体的で有用な研修ができます。

営業マン向けと企画をしがちですが、

営業マンという人はいません。

営業第一課の5年目の山口さん

というように、具体的に一人に決める。

このように一人に決めると偏るのではと心配されますが、

汎用性は後で必ず担保することはできます。

それよりも一般論、抽象論を具体化、現場の人に刺さるアングルに

することはその100倍難しいものです。

だからこそ、たった一人に絞る。

営業第一課の5年目の山口さん

の悩みや課題を具体的にヒアリングしてみてください。

・運送会社A社の取締役が出てくると緊張してうまく話せない

・上司の菊地さんから「報告が長い」と怒られる

・先日物流会社B社へのプレゼンテーションは全く反応がない

 どうすれば商談を続けられるのか?

・・・・

と言った業務課題が山のように出てきます。

この話を幅広くアンケート形式で聞くのではなく、

1人に深く深く心理面までインタビューする。

そうすると、本当の泥臭い事例をつくったり、

悩みの本質が見えてきます。

受講生が語る表面的な言葉が課題とは限りません。

もっと深層にあるのは別の問題だったりする。

それは教育のプロが洞察すべきこと。

でも、企画の根本はたった1人の受講生からスタートする。

研修企画をするプロは、

研修パッケージのどれを買ってくるのか、情報収集して

選ぶことが本来のお仕事ではないと思います。

社内の人でしか掴めない不を掴むことそれを元に、

ソリューションをつくること、もしくは外部に設計させてつくらせること。

これが価値ある企画だと私は、考えます。


 
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