マインドの習慣化 世界的自動車部品メーカーの取り組み
- info47802
- 2016年3月17日
- 読了時間: 2分

習慣化コンサルタントの古川です。
先週、世界的な自動車部品メーカーで企業研修を実施してきました。
このお客様は、
社是・行動指針までとてもよく浸透しており、ゆえに世界をリードするメーカーさんなのです。
特に、安全意識を高める!
というテーマがあった時に何をするか。
絶対にダメなパターンは、
ただ、半日研修をする。カードを配る。
このパターンだと本人がよほど自覚しないと安全意識の習慣化は
望めるものではありません。
この会社では、私が驚いたのは
コンタクトポイント、意識するタイミングを徹底して増やしているということ。
まず、朝正門で入館証を貰うと、外部の人間にも安全面の内容に遵守してもらえるか
と内容を読まされて、サインをすることになっています。
そして、中に通されて研修所に向かいます。
研修所に入ると後ろにその安全活動のポスターが貼ってあります。
会社のあらゆる会議室や廊下に入っていて、さらに部署にも
貼っているのです。否が応でも目に入ります。
しかし、受動的に形骸化させないのがこの会社の特徴。
・安全研修がある
・週に一回は、部署内で読み上げ
・1年に1回は、テスト
・出張時は事業所に入る前に安全項目を理解しているかのサイン。
このように無意識的に仕事の導線で見るポイントを増やし、
形骸化しないように意識的に考えるポイントも導入する。
この徹底ぶりが半端ないのです。
とにかく、しつこく貼っている。でもいやらしくなく、
自然にしつこく目につくところにおいている。
そして、どんどん人の心に浸透していくのです。
無意識レベルにまで浸透してはじめてマインドは変わったと言えます。
この会社のマインド浸透はとても参考になります。

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