生産性KPI 残業時間を図っても生産性は見えない
- info47802
- 2016年6月14日
- 読了時間: 2分

習慣化コンサルティングの古川です。
先日セミナーで、次のような質問をいただきました。
飲食系のビジネスを展開されている人事ご担当者。
うちの会社は、お店によって、繁忙期が違う。
残業という概念で一律縛ることはできない。
さらに、顧客の注文は形態が様々。
状況を簡単に言うと、
・料理人はいいものをつくることに、集中するが残業には意識は低い
・お店によって繁忙期が違う。
残業という概念を一律持ち込んでも意味はない。
・しかしお店によって、生産性が違うのは明らか。
・会社のトップは残業を減らせという号令をかけている
・残業するな!という掛け声は現場の反発は必死。
このような観点が質問の背景。
確かに、この問題は興味深いです。
どの会社でも、繁忙期はあり、職種によって事情が異なる。
海外とのやり取りがある会社などはどうすればいいかなど
一律ルールで縛れるほど会社は簡単ではないというのが実態だと思います。
そこで、残業時間という指標を見直す必要があります。
大切なことは、高密度化の指標を明確にすること。
生産性を示す、「KPI」(最重要成果指標)を決めることです。
・売上げと労働時間で見る
・標準作業工数を決めて生産性を図る
会社の状況や職種によってKPIは異なります。
しかし、残業時間の総量というKPIよりは随分と良くなるでしょう。
生産性を示すKPIづくりは、当然、あれもこれも複雑にすると
形骸化して誰もその指標を追うことはしません。
シンプルかつ、納得性が高く、統一できるもの。
生産性を顕著に語るKPIをつくることで、
職種や繁忙期の高密度化を進めることができます。

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