現場の温度から施策を発想する
- info47802
- 2016年9月28日
- 読了時間: 2分
習慣化コンサルティングの古川です。
今、働き方改革が政府でも話し合われ、
今後さらに企業でも対策が迫られると思います。
もっとも効果のある施策や制度は何か?
働き方改革で成果を出している会社は、
社内で上手にムーブメントをつくっています。
トップの強烈なコミットメントだったり、
現場の改善の情熱をうまくくみ取っていたりします。
しかし、こういう会社の制度面だけを取り入れれば
うまくいくと施策を打っている会社は、ことごとく失敗している印象です。
「仏像作って魂入れず」のようなもので、
人事部が制度をつくっても、研修を行っても、
自律性を引き出すことができない限りにおいてはすべて失敗。
機運、ムーブメントをつくるには、
初動が重要です。
また、トップ、人事、社員が一体となって
共創する姿勢からムーブメントが生まれます。
しかし、働き方改革を行う部署が、勝手につくった制度や仕組みは
大抵、現場の事情からズレていることが多いものです。
それは、現場の温度を大切にしていないからだと思います。
現場の人と同じ風呂につかって発想する、
それは現場に甘くという意味ではありません。
彼らの日常を見て、聞いて、感じた上で発想すると
同じ制度や仕組みでもシンパシーを生むことができます。
「そうそう、分かっているねー」
となるか、
「あー、また人事が無駄なことを始めた」
となるかは、
同じ温もりや苦しさを感じて発想し、
そして共に改善する覚悟だと思います。
人事はやらせる側で、自分たちは圏外にいることが
ややもすると多い印象です。
圏外にいる人から発せられた施策は
心に響かず、シンパシーを生みません。
現場の温度を感じ、やり切る覚悟。
これこそ、肝だと信じます。
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