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社員の高密度化には「業務の選球眼」を養う必要がある

習慣化コンサルタントの古川です。

仕事の高密度化のコンサルティングをしている際、

時間簿を見ながら1つ1つ、減らせる業務、なくせる業務を

検討している際、

必ず本人が言うのは、

「うーん、でもこれは必要な作業です。」

「これは準備しないとうまくいきません」

「今日やっておかないと何があるか分かりませんから」

という言葉。

これを否定はしません。そうすると、

「あなたはこの業界、うちの職場の事情を知らないからそう言うんだ」

となります。

だから本人が気づくようにする。

大切なことは、上記の全てを語らせているのは、

たった1つの心理です。

「いつも通りのパターンで仕事を進めた方が安心」

いつも通りのやり方、いつも通りの人、いつも通りのリズムで

進めた方がどんなに非効率な仕事をしていても精神的に楽なのです。

違うやり方、違う人に任せる、いつもの半分の時間で

仕上げるとなると、リスクと不安・恐怖と向き合う必要があります。

これが一番、「不快」であり、安全安心欲求が脅かされるのです。

だから、上記のような言い訳が無意識に出てきます。

コンサルティングを進める際に、この心理を理解してもらい、

本当に体感的に遭難だと感得するまで続けることが大切です。

さて、高密度化をするにあたり、 重要なのが帰る時間を絶対に死守すること。 密度を高めるためには、 step1.働く時間に制限を設ける step2.さらに仕事を詰め込み追い込む この2段階です。 高密度にするためには、キャパシティー(容量) に入りきらない業務があることが前提です。 一番分かりやすいのは、 現在の業務をより短い時間で終わらせる。 これで高密度はスタートします。 さらにこれに慣れてきたら、さらに多くのプロジェクトを 突っ込む。そうすると、今までのやり方を変える必要があります。 つまり、安住の地は無く、常に不安定。 でも製造業のカイゼンとはそういうもの。 さて、そのために重要になってくるのが業務の「選球眼」 野球で考えると分かりやすいのですが、 ヒットを打つためには、 「ボール球に手を出さないこと。」 仕事においては「しなくていいこと」「自分がやらなくていいこと」「過剰な手間」 です。でもいつも通りやっているとこの選球眼がないので、ついやってしまう。 養うべきは、どれはやらなくていいか、 選球眼を養うことです。 この選球眼は、高密度の環境で日々戦っているなかで 養われてきます。 終わりが無く、レベルがどんどん高まる。 大企業の激務TOPがいう、仕事の生産性を高めるコツ。 「今日やらなくて良いことに手を出さない」 「本質に迫ることだけをやる」 「任せることと自分がやることを明確に区別する」 さて、当たり前の言葉ですが、選球眼が鋭いから ものすごい精密なレベルで見極めています。

だから、大切なことは、知識や魔法はない 業務の選球眼を養う習慣が重要なのです。


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