データから見る残業が減らない理由
習慣化コンサルティングの古川です。
日経新聞が1797名のビジネスパーソンに
残業の実態を調査した結果があります。
とても興味深いので、
シェアしたいと思います。
まず、
1年前と比べて残業は減ったか?
という問いに対しては、
50%の人が変化なし、
25%の人が減った、25%は逆に増えた
という回答でした。
次に残業が減らない原因は?
としたところ、次のような原因が挙げられています。
・13% 残業代で手取りを増やしたい
よく企業で懸念される生活残業は、
13%です。10人いれば、1名ないし2名の割合です。
これを多いと見るかどうかですが、
残業対策としてもっと急務の課題は
他にあります。
最も多かったのが、
・32% 非効率な会議・資料作成が多い
なんと、10人に3人は会議と資料作成が残業の要因だと
答えているのです。
この要因は、全社で会議や資料作成のルールを設定することで
減らすことができます。
次に多いのが、
・25% 仕事がこなせる量を超えている
これは複雑な要因が絡んでいます。
本人の改善要因がある部分と、会社の要因です
しかし、業務量そのものを減らし、成果を高めるためにどうすればいいかを
考えなければ効率では限界があるのは確かです。
そして、3番目に多い声で、すぐにでも着手したいのがこれです。
・23% 残業が奨励される風土がある
日本人は、空気を読み、周りと調和して動く民族です。
これは特性。
だから風土という帰りづらい空気が漂っている限り、
私たちは行動を変えることができません。
では、帰りやすい風土をつくるために、
どのような施策を打つのか?
ここに焦点を当てて考える必要があります。
日経新聞の調査内容は次の通り。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO08542890Z11C16A0000000/
このようにデータでみると興味深いですね。
社内でも同じような調査が出来ると、対策のポイントを絞れます。