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高密度化は「小さな進捗」サポート?

習慣化コンサルティングの古川です。

ハーバードビジネススクールの教授である

テレサアマビール氏は「マネージャーの最も大切な仕事」

の中で、

マネージャーにとって最も大切なのは、

「チームや部下にとってやりがいのある仕事が、

毎日少しでも進捗するよう支援する」ことだと言っています。

モチベーションの研究を通して最終的に

行き着いた解は、非常にシンプルで、

「進捗をサポートすること」

私たちは小さな進捗を実感した時に、

モチベーションが高まります。

特に、自分たちにとって重要でやりがいのある仕事が

進捗したときに、精神的な充実感が高まります。

実は、働き方改革にも全く同じことが言えます。

大幅な残業削減や生産性向上策があるとモチベーションがあがるのか

というと、そうではありません。

毎日、たった15分でも早く切り上げられたという

小さな進捗と、その実感が日々のやる気を支えます。

行動変容を促すのは、小さな進捗をさせること。

「実践」と「実感」が最大のモチベーションになります。

私たちは毎日やることを、時間簿をつけていく活動を

進めるのは、この小さな進捗が生まれ、実感できるからです。

逆にモチベーションを低下させる最大の要因は、

「障害」です。

トラブルや急な残業など予期せぬ障害が出た時に

社員はコントロールを失い、無力感を感じて、高密度化の

やる気が下がります。

モチベーションを高めるのは、進捗、下げるのは障害。

社員が自らそれに気づき、進捗させ、実感し、障害を

成長と捉えてもらうには、毎日の時間簿が最高のツールとなります。

障害も十分振り返って、次に活かすことができれば

学びと解釈できます。

学びと解釈できた人は、それをモチベーションに変えることができます。

そのためには、毎日振り返ることが重要です。

結局、記録して実感し、振り返るという

行動に終着します。

生産性向上には終わりがありません。

だからこそ、毎日の仕事の中からモチベーションが

得られるようにしなければ、大きな数字ではなく、

日常に目を向け、組織全体ではなく人にフォーカスすることが

重要だと考えます。

小さな改善の進捗がわかるようにしてみてください。

それが個人、チーム、部、事業部、全社と発展させる

ことがボトムアップ施策の要諦です。


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