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残業風土を変える2つの肝

習慣化コンサルタントの古川です。

先日、良品計画の名誉顧問である

松井忠三氏のお話を聞く機会がありました。

無印良品の店舗が赤字になり、

経営不調の時に突然社長に任命。

急な規模の拡大により、経営難になっていた

会社のリストラを進め、同時に社員のレベル

仕事の質を一定にするために、

ムジグラムという独自の店舗業務マニュアルを

作成し、標準化を徹底しました。

さて、この松井さんは会社の風土を変えることが

一番経営改革で肝だったといいます。

しかし、同時に印象的だったのは、

風土を変えるのは実は簡単です。

2つのことをやればいい、

「上からやる、そして一度始めたらやめない!」

松井さんは挨拶運動を根付かせるために、

会長自ら社員に朝から入り口で挨拶する運動を続けました。

さすがに会長がいるとみんな挨拶する。

でも数人は下を向いて挨拶をしない。

そこで、上司を入り口に立たせたら挨拶するようになったそうです。

そこからは各部の管理職が交代制で挨拶運動をしています。

一時的なキャンペーンではなく、今も。

上からやる、そして一度始めたらやめない。

まさに、この粘り強さですね。

さて、遠回りになりましたが、

長時間残業の風土が根強い会社はどうすればいいのか?

と良く質問されます。

長年、頑張って遅くまで根性で残っている人が

重宝されて評価されてきた風土は一朝一夕には変わりません。

ただし、その風土を変えるならば、原則は

「上からやる、そして一度始めたらやめない」

です。

まずは、部門長、部長、課長から率先して残業を

減らして早く帰ることです。

そうしなければずっと部下は帰りづらいものです。

まずは上からやる。

そして、改善活動や全社で時間簿をつけるとしても

その活動は絶対に継続してやっていくこと。

活動の質は問われますが、

それ以上に大切なことは継続です。

どんなにやらされ感いっぱいだとしても

メッセージを100回、200回、1000回発し続ければ

少しずつ意識は変わってきます。

だから、やはり「継続は力なり!」です。

人事部門の全社活動は担当者が変わっても

ぜひ質の高いものにヴァージョンアップして

徹底的に継続してください。

残業削減、生産性向上への風土は広がります。


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