カークパトリック行動変容4条件
習慣化コンサルティングの古川です。
今日は、『カークパトリック行動変容4条件』
をご紹介します。
カークパトリックと言えば、
学習の四段階(反応、学習、行動、業績)が有名です。
もう1つ、行動変容の4条件についても
次のように言及をしています。
彼いわく、行動変容の4条件は
条件1.成長することへの願望がある
条件2.何をすればいいか理解している
条件3.相応しい環境に身を置いている
条件4.評価と報酬に結びついている
私なりに解説を加えてみたいと思います。
条件1.成長することへの願望がある
まず、研修に参加したときに
成長したいテーマであるかどうかで
成果が変わるということです。
強制研修でも上手に成長願望を喚起していれば
いいのですが、当然願望がないところに行動変容はありません。
条件2.何をすればいいか理解している
次に、ではどうすればいいかを知っていること。
行動変容ですから、意欲はよくても行動が進まない
ケースのほとんどは具体化されていないことです。
業務の標準化「TMC」
習慣化コンサルティングの古川です。
今日は、『業務の標準化「TMC」』
をご紹介します。
メール返信、申請書、交通費清算、会議の開催準備・・・
このようなルーティング業務に私たちは相当なエネルギーを消耗しています。
仕事で成果を高めるためには、「力の入れどころ」「力の抜きどころ」 を見極めて、大切なことにエネルギーを集中したいところです。
そこで、なるべく省エネで仕事が済む
仕組みづくり「TMC」をご紹介したいと思います。
TMCとは、
T テンプレート(雛形)
M マニュアル(手順書)
C チェックリスト(確認項目)
の略です。
この仕組み化、3種の神器を使いこなすと、
社員は集中力を無駄に消耗することがなくなります。
1.ゼロから考えるのは、時間の無駄
私たちの脳にとって最もエネルギーを要するのが、
ゼロから物事を考えることです。
仕事をゼロから考えるためには、
作業の全体像を思い出し、分解し、ステップを分けて、実行します。
さらに漏れがないかどうかをチェックするという工程が
チェックリストと手順書を活用する
習慣化コンサルティングの古川です。 今日は、『チェックリストと手順書を活用する』 をご紹介します。 研修が実施されない理由に、 ・行動が不明確である ・やることを覚えていない ・多忙な業務中に意識していられない が挙げられます。 これらを理由に ・やる時間がなかった ・何をしていいか思いつかなかった という言い訳が社員から出てきます。 これは、研修に限らずコンサルティングの現場でも 同じことが起きてきます。 そこで重要なのは、次の3つです。 1.行動を白黒ハッキリ分かるよう明確にする 2.やることをチェックリストや手順書にする 3.多忙な業務中のいつ、どのようにやるかを決める 行動化セッションは何度か、過去にお話したことがあるので、 今日はチェックリストと手順書を活用するポイントをお話したいと思います。 上記のような実行できない理由を解消するためには、 研修後、一人一人の意識が変わる、 研修内容を覚え続けているという前提を捨てることです。 これは社員を信じないということではありません。 日常業務に戻れば、大量の緊急事項にまみれ、 認知リソースは、
社長命令の働き方改革
習慣化コンサルティングの古川です。
最近、
「急ぎ、貴社の高密度化コンサルティングを
検討したいので話を聴かせて下さい」
という問い合わせが増えています。
8月のこの時期は動きがあるのでしょうか。
お聴きしてみると、社長命令で
「早く、残業対策を打て」というお達しが
来ているようです。
「支店全体で手を打ちたい!」
「全社400名の残業を一気に減らしたい!」
まさに「働き方改革」が急務の経営課題になっているようです。
仕事の高密度化は、トップダウンのアプローチと
ボトムアップアプローチが
必要です。
弊社が特にしているのは、
社員啓蒙型の意識改革から始めるアプローチ。
ここにトップの理解が既に醸成されていると
鬼に金棒です。
ちなみに、弊社のことをご存知でない会社様から
ほぼ内定状態でお電話があります。
その理由を聴いてみると一様に
「研修をやって欲しいと言うより徹底して定着にこだわっている」
「貴社は習慣化を得意としているので」
というお問い合わせばか
なぜ、アクションプランは曖昧になるのか?
習慣化コンサルティングの古川です。 今日は、『なぜ、アクションプランは曖昧になるのか?』 をご紹介します。 脳科学者の池谷裕二さんの 「進化しすぎた脳」に次のような 一説がありました。 whatとhowの回路は違う what回路は側頭葉、how回路は頭頂葉 この一説は納得です。 研修後アクションプランを書いた時に曖昧になる 理由はここにあると思います。 つまり、研修で習ったWhatを書くことは できても現場でどのように活かすかを 考えるのは実は、脳の別の回路を使わなければならないのです。 回路が違うから敢えて考えないと湧いて来ないのです。 たとえば、 「PDCAを心がける」 これはWHATレベルのプランです。 HOWは、振り返りを行なう際には、 金曜日提示までに送付する週報に 「良かったこと、悪かったこと、次どうするか」 の3つの項目を書き込む というプランがHowの回路で考えたプランです。 しかし、見たら簡単そうですが、 脳の回路が違うので、回路をスイッチして HOWモードで考えるための思考回路をつくらなければ このプランは出来上がりません。
早朝出勤のススメ
習慣化コンサルティングの古川です。 今日は、『早朝出勤のススメ』 をご紹介します。 先日、大手商社様から朝型出社の技術の 講演依頼をいただきました。 拙著「早起きの技術」 http://www.amazon.co.jp/dp/4479794905 をご覧いただき、共鳴いただいたそうです。 さて、高密度を進めていくと次のような課題が出てきます。 ・集中できる静かな時間が夕方以降になる ・日中は突発が多すぎて自分の仕事ができない ・今日中にやることを終わらせないと帰れない ・朝はとても起きる自信がない。だから夜型になる このような課題は、 全て早起きして早朝出社すれば片付きます。 早朝出社している人は、 ・朝1時間、静かな時間で集中作業をしている ・プランを朝から立てる余裕があるので、日中の突発も柔軟にこなせる ・夜は雑用は切り上げて朝の自分に回すことができる。 ・朝起きる自信があるので、生産性が低くなった夜は帰ることができる 高密度化を進めていくと1ヶ月もすると 「古川さん、結局早起きして1時間早くいくことに尽きるのですね」 と自らおっしゃいます。
高密度化のルールと運用
習慣化コンサルタントの古川です。 行動変容メルマガで、 「交通安全と標準化」を書きました。 http://www.syuukanka-btb.com/#!交通違反から考える標準化!/c24cr/57ac042a0cf262bfc6434b4d 残業を減らすのは、全社のルールとその運用が重要です。 今日は、高密度化のルールと運用をテーマに 書いてみたいと思います。 高密度化とは、単位時間あたりの生産性を高める働き方です。 どんなビジネスパーソンでも高収益の会社でも必要としている ポイントだと思います。 交通安全と絡めてお話したいと思います。 交通安全と残業対策に共通している部分は、 ・一人ひとりの意識を変える ・ルールと運用を考える だと思います。 一人ひとりの意識を変えなければ、残業削減は習慣化しません。 受身の発想では強制力を発動しても、面従腹背になってしまいます。 交通安全で言えば、 ドライバーの意識を変えるために、免許取得時と更新時の教育が それにあたります。 高密度化も導入研修と更新に当たる教育が必要です。 集合型研修とオンライン教育を組
交通違反から考える標準化!
習慣化コンサルタントの古川です。 先日、お恥ずかしい話、 2年ぶりに交通違反できっぷを切られました。 一時停止違反。 ちょうど、天皇陛下の生前退位の発表が あった後だったので、都内は警察が厳戒態勢でした。 止まったつもりでしたが、しっかり止まっていなかった ということであえなく罰金となりました。 さて、きっぷを切られる間、車で待っていたのですが その時、行動変容に通じるポイントに気づきました。 それは「ルールと運用」はセットで考えるということです。 交通ルールは、ルールだけ決めても、それを運用する仕組みが なければ、形骸化してしまいます。 法定速度を守る 道路標識に従う 踏切前は一時停止する 走行中は携帯電話を使わない 飲酒したら運転してはいけない 夕暮れ以降はライトをつける シートベルトをする 子どもを載せるときはチャイルドシートを装着する など多用なルールも、運用機能がしっかりしていなければ 誰も守りません。 そういう意味で、 交通ルールには多くの示唆があると思います。 年間で交通事故の死者は14年連続で減少し続けている ことを考えれば、運用
残業は習慣?
習慣化コンサルティングの古川です。 「残業は間違いなく習慣だと思います」 先日開催したセミナーの参加者(時短勤務でマネージャー) をやっている女性がこのように断言していました。 「私も以前は23時まで仕事をして、休日出勤もしていました。 でも今は18時には退社していますが、結局仕事は終わるのです。」 残業は習慣というのは100%、賛同します。 いつも通りのやり方とリズムで仕事をすると、 結果長時間残業になっているとしたら、それは習慣なのです。 本人は忙しいからだ、業務が減らないからだと いいますが、繁忙期でなくても休日出勤をする人は ずっと出勤しています。 私も15年前は朝2時まで仕事をしていましたし、 土日のどちらかは必ず出勤していました。 明らかに生産性が悪いと分かっていても どうしてもそうなってしまうのです。 これはリズムとしか言いようがありません。 金曜日の夜は全く粘り越しがなく、結局土日に出勤して やってしまおうという誘惑に負けてしまいます。 この習慣から抜け出す取り組みは、 本人の生活にとっても、会社にとってもメリットがあるのです。

新しい研修に「行動変容・習慣化セッション」を組み合わせる
習慣化コンサルティングの古川です。 最近、新規開発される社内研修に、 「行動変容・習慣化セッション」を組み合わせたいと お問い合わせをいただくことが多くなりました。 ライセンス販売もしております。 先週、If-then-planningで行動実践率300%アップという 記事をご紹介しました。 「〜のとき、〜する」 と条件をつけるだけですが、何も考えないときに比べて 3倍の行動実践率。 弊社の行動変容セッションはさらに多くの行動心理学の テクニックが盛り込まれています。 行動のホットポイントの気づき 脳が動きたくなる行動化 IF-then-planningの発想 習慣化の技術 「時間がない」、「忘れる」、「使う場面がなかった」 という言い訳への先回り対処 研修全体の振り返り これらを90分かけてセッションを行ないます。 90分のセッションは長いのではないか? コンテンツを削らなければできないのではないか? というご質問をいただきます。 私は行動化、習慣化の技術を90分やることで 行動実践率が10倍になるのであれば、 「絶対にやる価値あり」 とご提案