トップを動かす説得材料としての時間簿
- info47802
- 2016年4月27日
- 読了時間: 2分

時間簿というのは、
1日の記録です。
お金の改善に家計簿が必要なように
時間簿があると、時間の使い方を改善することができます。
そもそも感覚的な改善ではなく、事実として何にどれだけ時間がかかっているか、
数字や事実に直面させられると人は改善をせざるを得ない気持ちになります。
時間簿とは、次のようなものです。

このように時間の記録があると、
時間の使い方を大きく改善することができます。
これをつくることで、3つのメリットがあります。
1.自分で分析できる
上記の時間簿をつけるだけで、15%ほど時間改善が進みます。
なぜならば、意識して時間を使うようになるからです。
さらに時間は習慣的改善を積み重ねる必要のあるものです。
よって、習慣的行動がなければなりません。
習慣的行動とは毎日やるもの。
時間は記録によって大幅に改善します。
何より、事実を目の前にすると人は改善したくなるものです。
この散々足る結果を何とかしたい。
数字や事実を見ると改善思考が働きます。
特に技術系職の方は、分析、対策をどんどん進めていく傾向があります。
2.上司がプロセスに関われる
成果を求めて、時間管理は本人任せ。
それはそれいいのですが、仕事の進め方で上司がプロセスに関われると
会議資料の作成や訪問時間などフィードバックができます。
残業が多いのは、部下からしてみると、作業量からすれば妥当だと思っているケースも多々あります。
そんな時に、感覚や根性論は通用しません。
事実を見て、何がどう多いのか、本当に非効率なのかを話せる土台として時間簿は有効です。
3.全社施策としてトップが動く
評価制度の変更、会議の削減、業務プロセスの改善、全社メールの改善などは、
トップが危機感を持って決断する必要があります。
特に生活残業がなくなると困る社員は多い。
生産性を高めても、結局給与が下がるのは困るという切実な問題があります。
生産性を高めて早く帰った人が同じ給与、もしくはそれ以上の報酬ももらえるように
制度を変えることが求められます。
これはトップの決断です。
そんなとき、対策を事実や数字で説明できると説得力があります。
人事部や経営企画の方が社員の大量の時間簿から事実を説明できれば
施策の効果、インパクトを示せる。
これがトップを動かす説得力になります。
以上のようなことから、三方良しの施策として、
時間簿は弊社のメソッドでは一番の基軸に置いております。
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