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残業が減らない環境要因と対策

今日は、『残業が減らない環境要因と対策』

をご紹介します。

高密度化のセミナーや研修を行う際に

冒頭で必ずディスカッションしてもらうテーマは、

「なぜ残業は減らないのか?」

です。

ここには大きく2つの要因が出てきます。

1つは環境的要因、2つ目は自分要因です。

今日は環境要因を考えてみましょう。

社員一人ひとりは、自分で変えられることと

変えられないことがあります。

環境要因は変えられないことであり、

制約条件になります。

次のような内容が出てきます。

・職場全体が遅いので帰りにくい

・仕事量に対して人が少ない

・残業代が減るのは困る

・上司が早く帰ることを奨励していない

・業務プロセスに無駄が多い

・夜遅くメンバーや顧客から連絡が来る

・時差の関係で物理的に遅くなる

・夜でなければ社内メンバーと連絡が取れない

・会議が多く、長く、拘束される時間が長い

・生産性を高めても評価されない

先日のHRカンファレンスでは40社の人事担当者の方々に

集まっていただきました。

そこで環境要因対策として何をしているか、

実施して効果があったことを発表してもらいました。

次のような内容が残業削減効果があった施策です。

・退社時間を部署全員の前で発表する

・22時、PC強制シャットダウンの仕組みを取り入れた

・部署全体が時短勤務の女性に合わせて仕事を進めるようにした

・人事部が巡回して帰ろうコールをした

・20時退社を会社命令にして徹底遵守させている

・上司に残業削減目標をもたせている

・フリーアドレスにした結果、

 上司の顔色を見て帰れないという状況がなくなった

・メールは18時以降やりとりできないように制限をかけている

・年間の査定に生産性の項目を盛り込み残業削減も評価指標にしている

いずれにしても、

環境要因を良くするための方針は

次の3つだと私は考えています。

1.働く時間に制限を設けること、

2.評価指標に盛り込むこと、

3.運用を粘り強く続けること

一度取り組み始めて、働き方が変わるまでは

時間がかかります。

半年〜3年の長い粘り腰の改革だと考えます。

しかし、それに取り組むことで、環境が変わり、文化が変わり、

社員の行動が変わり、意識が変わっていく。

弊社としてもこのような取り組みを

全力でご支援しております。


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